Category Archives: 斑入り

千両カラス葉

カラス葉は、コレクションの対象にしています。カラス葉のほとんどは陽に当てないとカラス葉になりません。千両のカラス葉は新芽の時が見所です。アジサイ、シモツケ、シキミなど中々良い物(黒葉)が多いです。

千両

アジサイ

シキミ 「紫の里」

斑入り植物展

今日から11日まで、名城フラワープラザにて「斑入り植物展」を開いています。

                                               カジノキ

                    コウヤマキ黄縞 (左上の枝は台木)

                      ヤブラン   カール葉

キバナセッコク斑入り

セッコクの斑入りは、いろいろありますが、キバナセッコクの斑入りは、まだまだ珍しいです。実生をしている知人の所で、2タイプ出来たとの事で見てきました。以前四国の業者の方が持っていた物とよく似ていました。覆輪の方は、出芽は赤く出て白く変わり、花も覆輪だそうです。

葉芸は長生蘭(チョウセイラン・セッコクの園芸種)に同じようなタイプがありますので想像できますが、花の覆輪は、「三冠王」のようかなと思いました。

セッコクとキバナセッコクとの交配種の「三冠王」は、葉は中斑で、花は覆輪で一点花の三芸品です。

                   キバナセッコク覆輪

            キバナセッコク縞斑

ギボウシ

ギボウシも私の好きな植物です。今まで特に印象に残ったのは、ニセコの中腹に広がる湿地に花の高さ1mぐらいの大きなギボウシが、一面に咲いていた景色や、山梨でオオクワガタを探している時に、クヌギ林のなかに高さ約1.5メートルの花が咲いていて、その当時ギボウシにはあまり興味がなかったのですが、一緒に行っていた植物の好きな友人が、こんな大きなギボウシは見たことがないと驚いているので、あらためてよく見ると本当に大きかったです。今でも林が残っていれば生えているかもしれません。もう一度見てみたいと思います。

                    オオバギボウシ

                    ギボウシ「金星」 左のカラス葉はサクラです。

                    ギボウシ「 タトゥー 」 変わった斑入りです。

私の好きなギボウシを順次紹介していきます。

もう一つ、思い出しました。それは徳島県の祖谷村(いやむら)現在は三好市、平家の落人村やカズラ橋で知られています。当時(約30年前)大学の先輩が祖谷の学校に赴任しており、遊びに行く事になり釣り竿と捕虫網を持って出かけました。大変な山奥で民家は山の中腹以上に建っており、車の道がありません。道も狭くすれ違えないので、対向車が来ると戻らないといけません。先輩が言うにはそんな事をしていると何時までたっても着かないから、「ここでは気合が大切、とことん突っ込んでいきなさい」これには驚きました。学校の事をいろいろ聞くと一番大変なのは、家庭訪問といいます。なにせ車の道がほとんどないので、見えているのに、つり橋を渡って一時間歩くというのが多いそうです。教師の宿舎も校庭にあるそうです。知り合いの家に連れてってもらい蕎麦をご馳走になりました。私たちの為に朝から蕎麦の実を挽き打ってくれた蕎麦は絶品でした。数多く蕎麦を食べましたが、これを超える蕎麦に出会っていません。話がどんどん脱線して行ってしまうのでギボウシにもどります。釣り竿を持って行ったのは、アメゴ(現地の方言アマゴの事)を釣るためで、祖谷川で釣っていると、渓流の岩場一面に中型(30cm)のギボウシが咲いていました。咲き方に特徴があり花茎の上の方でかたまって咲いていました。カンザシギボウシと呼ばれています。

斑入り植物 (2) イチョウ・ビワ

イチョウの白縞と黄縞ほかに、白散り斑がありますが葉姿があまり良くありません。

                                                                イチョウ斑入り  黄縞と白縞

ビワ白覆輪ほかに、捌け込み斑がありますが、覆輪のように安定せず長年維持することが難しいです。

ヤツデ「叢雲錦」(むらくもにしき)

ヤツデの斑入りは、3タイプが知られています。中でも数が少ないのが「叢雲錦」。白散り斑の「紬絞り」が実生でも増えるため一番手に入れやすいです。左端に写っているツワブキ(葉がでこぼこしている)もけっこう珍しい物です。

 

        紬絞り (つむぎしぼり)

       白掃け込み斑 と  むらくもにしき

アオキ「夏の雲」

新葉が白く出て後に緑にかわります。瑞浪の有名なY氏が木曽谷で見つけたそうです。そういえばギボウシにも同じような変化をするものがあります。 「手中の珠」写真が撮ってあれば載せますが現在は緑の葉なので・・・

アラカシ

アラカシはこのあたり(愛知県)では、どこでもはえている木です。斑入りもいろいろ見つかっていますが、私が注目しているのは、新葉がポインセチアのように純白に出てくる個体です。全国的によくある物かわかりませんが私が今まで各地を回ったところでは、みかけたことがありません。最初の白い葉があとまで散り斑になって残るタイプと最初の白い葉は、夏ごろまでに枯れて、次に緑の普通の葉が出るタイプがあります。

いかがですか、けっこうきれいだとおもいますが、庭木に向いているように思います。

アオキにも同じようなものがあります。

新葉が赤く出るアカメガシやカラス葉のアジサイなどは紫外線などの強い日光から新葉を守るために変化しています。日陰で育てると赤くなりません。

斑入り植物 1

虫の話題が続きましたので、私の好きな斑入り植物を紹介します。

                            イワオモダカ  捌け込み斑(はけこみ)

 ヒトツバの斑入りは、よくありますがイワオモダカはあまりみかけません。

                             シラン中斑

シランには白覆輪や白縞もあります。中斑は展示会に出品すると人気が高いです。