Monthly Archives: 1月 2012

ラケナリア (Lachenalia)

ラケナリア・ヴィリディフロルス(Lachenalia  vilidiflorus)のエメラルドグリーンの色は強く印象にのこる魅力的な花です。この仲間は南アフリカ原産の球根植物で90種ほどが知られています。花色も赤、黄色、オレンジ、クリームなどカラフルです。名古屋の冬も何とか越していますが、今年は室内に取り込みました。今年で3年目少しずつ増えています。

原種スイセン(ナルキサスNarcissus)

原種のスイセンが咲き始めました。ペチコートタイプの花が清楚です。N.ザイアニクスはモロッコ原産です。

クリスマスローズ

早めに咲かせた株を少し手に入れてきました。自宅の株はまだ花芽はかたく咲くのは3月ですね、私の好みは、シングルのネクタリーです。小輪のダブルも珍しいと思います。最近は、原種系も人気があります。

斑入り植物 (3) アマドコロ「萱場錦」

アマドコロ 「萱場錦」は、ユリ科の山草の中でもトップクラスの美しさです。アマドコロの斑入りは多く見つかっています。ナルコユリと混同されていることが多く、見た目は良く似ていますので一般の方はほとんどナルコユリと思っています。区別の仕方は、茎をさわるとアマドコロは角ばった所があり、ナルコユリはツルツルの茎なので簡単に区別できます。お庭に植えてあるナルコユリをさわってみてください、ほとんどアマドコロです。(冬の今は、地上部が枯れていますので春になってから)

黄金葉

黄金葉もカラス葉と同様に、コレクションの対象にしています。クリスマスローズの黄金葉はイチョウのように美しく黄葉します。他にもショウジョウバカマ、アオキ、ギボウシ、ヤマアジサイ、黄金葉が緑覆輪になる二芸品のミヤマナルコユリ、ホウチャクソウなどもあります。

オオモモブトスカシバの土繭(つちまゆ)

愛知県の知多半島にオオモモブトスカシバという蜂に擬態した蛾の蛹を採りに行って来ました。これはスカシバといって、蜂そっくりな蛾の仲間で蜂と一緒に飛んでいる為あまり見る事ができない珍品です。

オオモモブトスカシバは、マルハナバチに良く似ています。幼虫はキカラスウリの茎の中を食べ、終令幼虫は土にもぐってサナギになります。成虫を採集する事は大変むつかしいので、サナギの時に採集します。土に潜ったサナギは、土の粒と同じなので、発見することは中々大変です。

この採集には強敵がいます。それはモグラで、ほとんどのサナギは、モグラに食べられてしまっています。よほど美味しいのか、少し土を掘ると必ずモグラの穴が出現します。

植物の葉や茎の外皮は、昆虫や動物に食べられ易いので、なるべく美味しくないように工夫しています。葉を食べる蝶や蛾の幼虫は、美味しくない成分(アルカロイドなど)を体に取り込み、鳥などに食べられても美味しくないように努力しています。スカシバは主に茎の内部を食べるためモグラにとってはご馳走なのでしょう。

土を掘って探していると、葉を食べるスズメガのサナギが良く見つかりますが、全く食べられていません、5cmほどの大きなスズメガのサナギが同じ所にあっても食べられていませんでした。キツツキも木の中のカミキリムシなどの幼虫を好んで食べますが、葉にとまっている昆虫よりもよほど美味しいのでしょう。

キカラスウリの茎が裂けて幼虫の痕跡がある物をみつけても、ほとんど採れません、10本に1個ぐらいです。20個くらい採れそうな場所でも、1個採れれば良いほうです。宝探しみたいで結構時間を忘れて夢中になります。今日は、半日5時間くらいで9個採れました。モグラに食べられたサナギは穴があいてます。

キカラスウリ・・・ウリ科の多年草。日本全国に分布。芋状の根塊になり、大きな物は2リットルのペットボトルくらいになる。江戸時代は天花粉として利用した。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。年末は動き回っていましたので、年明けに年賀状を書いています。ブログの更新も止まっていましたが、今年は、もう少しまめに更新するつもりです。それからもう一つ別のコーナー(ブログ?)を作るつもりです。そちらは、私の奥様(苔玉作家)の担当で作品や書き物など、自由なコーナーになります。