Monthly Archives: 10月 2011

日本長生蘭連合会 Ⅱ

先日(10/2)に開かれた展示会の別のセッコクを紹介します。

長生蘭(セッコク)は本来、中斑が人気があるのですが、はやりの変化葉(対生葉・獅子葉など)が多く出品されていました。

【中斑】・・・葉の中央に、白やクリーム色の葉緑素のない部分があり、まわりが緑の帯状になった葉の事をいい、中斑になると茎(軸)も葉緑素がなくなり黄色になります。これを長生蘭では、アメ矢と呼び珍重します。右下の写真 「岩つつじ」は中斑でアメ矢です。中段左の 「飛雲閣」は、中斑に似ていますが中心部に緑が入り、完全な中斑ではないので、アメ矢になっていません。セッコク以外ではアオキの「名月」も中斑で、茎が緑色ではなく、黄色です。

ネリネ (ダイヤモンドリリー)

ネリネが咲き始めました。

【ネリネ】・・・南アフリカ原産のヒガンバナ科の球根植物です。陽の光を受けて花弁がキラキラと輝くことから、ダイヤモンドりりーと呼ばれています。日当たり良く小さめの鉢で育てましょう。

ヒガンバナと似ており、よく間違われますが、属が異なります。ヒガンバナはリコリス属に属しアジア東部が原産です。ネリネはネリネ属でアフリカ南部が原産です。

約25種が知られています。おもに流通している物は、サルニエンシスが多いです。

トキワヤマボウシ 「月光」

中国原産の常緑のヤマボウシ。秋には3cmほどの赤い実を付け食べられます。果肉はやわらかく甘さひかえめで素朴な味です。花は緑がかった白でとても雰囲気が良く庭木に最適だと思います。カメラを持っていなかったので、携帯で撮りました。

オオバジャノヒゲ 「黒竜錦」

寄せ植え、コケ玉などに使うと、格調高くなり人気があります。斑入りと言っても、かなり細く分かりにくいですが、株全体を見比べるとはっきり分かります。先日 「黒竜錦」を見ていましたら、真ん中に白縞が入っている株を見つけました。要観察の株ですね。

「 黒竜錦 」

千両カラス葉

カラス葉は、コレクションの対象にしています。カラス葉のほとんどは陽に当てないとカラス葉になりません。千両のカラス葉は新芽の時が見所です。アジサイ、シモツケ、シキミなど中々良い物(黒葉)が多いです。

千両

アジサイ

シキミ 「紫の里」

メレンデラ・モンタナ

コルチカムの原種。ギボウシのトレーにまぎれて咲いていました。一年ぶりの対面です。1週間ほどで咲き終わりますので又どこかに紛れ込みそうです。花茎がないので、地表にいきなり花が咲きます。ヨーロッパ(ピレネー中部~イベリア半島)に分布。

美濃和紙あかりアート展 2011.10.9

美濃和紙で知られた美濃市(岐阜)に、「あかりアート展」を見に行って来ました。古い町並みに、美しい作品がずらりと並び、とても幻想的でした。入選作品は、10/14から11/30まで、町並みの一部で展示されます。(午後5時~9時) 小学生の作品がとても面白かったです。

関(岐阜)刃物まつり 2011

今日(10/8)、明日、岐阜の関で 「刃物まつり」 が開かれています。毎年仕事をやりくりして、見に行ってます。「ナイフショー」も別会場(アピセ関)で開かれています。仕事に使うハサミを買って来ました。模造の日本刀も売っています。安い物は、6,000円くらいです。刃物祭りに行ったら「ナイフショー」は見に行った方がいいですよ。

ヒガンバナ八重咲き

普通のヒガンバナにみえますが、よく見るとおしべがありません。「紅孔雀」、「球磨川」など4タイプほど知られています。リコリスのなかまです。日本のヒガンバナハは3倍体で種子ができません。中国から稲作と共に伝わり各地で増えたとされています。

【3倍体】・・・普通の動植物の遺伝子の染色体は一組2セット(2倍体)です。まれに4セット(4倍体)の個体があります。これは植物では多く見つかっています。2倍体と4倍体を交配すると3倍体の個体ができます。3倍体は不稔(種ができない)です。タネナシスイカも3倍体です。