Monthly Archives: 4月 2012

セッコク「赤富士」

先日(4/22)「日本長生蘭連合会」の春の大会に参加して来ました。花物が多く出品されていました。展示品ではありませんが、四国の方が持っていた、セッコクの「赤富士」の出芽の赤がすばらしく、写させて頂きました。大会の写真は又紹介します。

赤い新芽(茎)のセッコクは他にもありますが、この「赤富士」は中斑のため新葉がきれいな赤になっています。中斑なので当然、アメ矢です。三芸品といっても良いと思います。

【アメ矢】・・・セッコクの中斑は、茎(セッコクでは軸又は矢と言う)が茶色ではなく黄色になります。その黄色になった茎の事をアメ矢(飴矢)と呼びます。これは長生蘭(セッコクの古典園芸植物)の呼び方です。アメ矢ではない普通の茶色の茎は「泥軸」(どろじく)と呼びます。この事からいっても「アメ矢」の方がランクが上の事がわかります。

他に同じような物に、カンアオイの古典園芸植物の「細辛」(さいしん)があります。普通個体の茎は茶色で「泥軸」、澄んだ黄緑の茎を「青軸」と呼びます。

セッコク「紅炎」

昨年(2011.7.1)のカラタチ「香のけむり」の時、三芸品の説明でセッコク「紅炎」を紹介しました。花が着きましたので見てください。①斑入り、②アメ矢(茎が黄色)、③赤花(アメ矢ですと普通は白花)。

カラタチ「香のけむり」より珍しいカラタチ「竜神」も近いうちに紹介します。

春はいつも忙しくて、書き込みが出来ていません。4/24~5/6まで東山植物園にて毎年の展示会を開いています。(もう始まっています)

ギボウシ「手中の玉」

昨年(2011.8.4)アオキの「夏の雲」の時、同じような葉芸をするギボウシ「手中の玉」の事を紹介しました。やっと新葉が出てきましたので写真を撮りました。

最初は白い新葉が出て、しだいに緑になっていきます。カンアオイにも同じ変化をする物もあります。

2週間ほどで緑に変わります。

コトウカンアオイ「白鈴」  三重県産 今は白い葉ですがじょじょに緑に変わります。 

アオキ「夏の雲」 長野県木曽谷産  新芽は白く出て後に緑になります。