先日(4/22)「日本長生蘭連合会」の春の大会に参加して来ました。花物が多く出品されていました。展示品ではありませんが、四国の方が持っていた、セッコクの「赤富士」の出芽の赤がすばらしく、写させて頂きました。大会の写真は又紹介します。
赤い新芽(茎)のセッコクは他にもありますが、この「赤富士」は中斑のため新葉がきれいな赤になっています。中斑なので当然、アメ矢です。三芸品といっても良いと思います。
【アメ矢】・・・セッコクの中斑は、茎(セッコクでは軸又は矢と言う)が茶色ではなく黄色になります。その黄色になった茎の事をアメ矢(飴矢)と呼びます。これは長生蘭(セッコクの古典園芸植物)の呼び方です。アメ矢ではない普通の茶色の茎は「泥軸」(どろじく)と呼びます。この事からいっても「アメ矢」の方がランクが上の事がわかります。
他に同じような物に、カンアオイの古典園芸植物の「細辛」(さいしん)があります。普通個体の茎は茶色で「泥軸」、澄んだ黄緑の茎を「青軸」と呼びます。