岐阜県産のミノコバイモ白花です。コバイモは分球しないのですが、この個体はよく分球します。一緒に育てているコシノコバイモは３年たっても１株のままです。実生で増やさなければと思います。種子を頂いたイズコバイモ（島根県産）は２年目になりました。まだまだ小さく開花まであと２年はかかります。

ミノコバイモ白花

コシノコバイモ

イズコバイモ実生２年目

アネモネ・コロナリアのダブルの花に似ていると思ったのが福寿草の三段咲きです。福寿草は名古屋では無理と思っていました。昨年いろいろ手に入れた株が全て作上がりして咲いたので、もっと集めたくなりました。

三段咲きは、咲き始めと終わり頃では全く別の花になります。花というよりは、葉のようになってしまいます

福寿草　「白宝」

咲き始めはレモンイエローですが徐々に白くなってきます。

江戸時代に日本に入ってきたといわれている原種アネモネの変化咲き、ユキワリソウの千重咲きより花弁が多いので万重咲きと呼んでもいいような、すごい花です。岡山、高知、岐阜などの民家の庭に普通に咲いていたりするそうです。私も１０年ほど前、友人の庭師さん（岐阜県）が、仕事に行った先の庭にたくさん咲いていて綺麗だったので分けてもらってきたと言って、頂いたのが最初でした。今年から販売品が出回り始めましたのでお店でたまに見かけます。

生姜根のような根茎を折り分けて増やします。ナルコユリやアマドコロもおなじです。葉があるうちにしっかりと肥培します。夏は葉は枯れてなくなり年明けの頃から葉が伸び始めます。

この花を見ていましたら、福寿草の三段咲きを思い浮かべました。